第36回介護福祉士国家試験 対策問題(生活支援技術)7
■問題
胃・結腸反射を利用して、生理的排便を促すための介護福祉職の支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.歩行を促す。
2.起床後に冷水を飲んでもらう。
3.腹部のマッサージをする。
4.便座に誘導する。
5.離床する時間を増やす。
解答と解説
■解答
2.起床後に冷水を飲んでもらう。
■解説
1.(×)歩くことで腸腰筋を鍛えたり、腸の運動を活発にしたりすることができますが、胃・結腸反射とは関連していません。
2.(○)胃・結腸反射とは、飲食物が胃に入ることで反射的に起こる結腸(大腸)の蠕動運動のことです。起床後に冷水を飲むと、空の胃が刺激されて胃・結腸反射が起こりやすくなります。
3.(×)腹部のマッサージは腸の蠕動運動を促す効果が期待できますが、胃・結腸反射を利用した排便支援ではありません。
4.(×)決まった時間に便座へ誘導することで、排便リズムが安定し、排泄習慣を整える効果が期待できますが、胃・結腸反射とは関連していません。
5.(×)離床する時間を増やすことは適度な運動につながり、自然な排便を促すために有効ですが、胃・結腸反射を利用した排便支援ではありません。
ささえるラボ編集部です。
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