第36回介護福祉士国家試験 対策問題(こころとからだのしくみ)4
■問題
廃用症候群(disuse syndrome)で起こる可能性があるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.うつ状態
2.高血圧
3.関節炎
4.徘徊(はいかい)
5.下痢
解答と解説
■解答
1.うつ状態
■解説
廃用症候群は、長期にわたる安静状態が身体能力や精神状態に悪影響を及ぼし、心身の機能低下をきたした状態です。
1.(○)身体活動の低下により、うつ状態、周囲への無関心、自律神経不安定などが起こります。
2.(×)廃用症候群では、起立性低血圧や心肺機能低下など、全身に影響する症状もみられます。
3.(×)安静を続けて筋収縮が行われないことで、関節拘縮、筋力低下、褥瘡などが生じやすくなります。
4.(×)生活が長期間不活発になることで、筋萎縮が生じて歩行困難となります。
5.(×)廃用症候群では、腸蠕動などの消化管機能も低下するため、便秘が生じやすくなります。
ささえるラボ編集部です。
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