本日の一問一答
領域:生活支援技術
右片麻痺の利用者が、手すりを利用して階段を昇降するときの介護に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
1.手すりが利用者の右側になるように声をかける。
2.階段を昇るとき、利用者の左後方に立つ。
3.階段を昇るとき、右足から出すように声をかける。
4.階段を降りるとき、利用者の右前方に立つ。
5.階段を降りるとき、左足から出すように声をかける。
解答と解説
■解答
4.階段を降りるとき、利用者の右前方に立つ。
■解説
1.(×)右片麻痺の場合は、健側の手でしっかりと握るために、手すりが利用者の左側になるように声をかけることが適切です。
2.(×)患側である右足の力が弱いために、バランスを崩して転倒・転落する可能性があります。階段を昇るときは、原則として利用者の右後方に立ち、転落を予防します。
3.(×)患側の足は屈伸が困難なため、1段目を昇ることが難しい状態です。右片麻痺の場合は、健側である左足から出すように声をかけます。
4.(○)患側である右足の力が弱いために、バランスを崩して転倒・転落する可能性があります。階段を降りるときは、1段下で利用者の右前方に立って介助し、転倒・転落予防に努めます。
5.(×)階段を降りるときは、患側の足を軸にすると支え切れずにバランスを崩す可能性があるため、左足を軸として残し、患側である右足から出すように声をかけることが適切です。
ささえるラボ編集部です。
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