本日の一問一答
領域:生活支援技術
利用者の状態に応じた入浴の介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.血液透析を受けている人は、透析直後に入浴する。
2.胃ろうを造設している人は、入浴を控える。
3.心臓機能障害がある人は、半身浴にする。
4.酸素療法を行っている人は、鼻カニューレを外して入浴する。
5.回腸ストーマを造設している人は、食後1時間以内に入浴する。
解答と解説
■解答
3.心臓機能障害がある人は、半身浴にする。
■解説
1.(×)血液透析後は血圧が低下しているため、透析を受けた日は原則的に入浴禁止となります。
2.(×)胃ろう造設による入浴制限は必要ありません。入浴後は、負荷をかけずに優しく水分を拭き取り、自然乾燥させます。
3.(○)入浴の作用には、温熱作用、浮力作用、静水圧作用の3つがあります。静水圧作用では水圧によるマッサージ効果が期待できますが、循環血液量増加により心肺に負担もかかるため、心臓機能障害がある場合は半身浴にすることが適切です。
4.(×)入浴時は酸素消費量が増加するため、鼻カニューレは装着したままで入浴します。
5.(×)食後は排泄が促される時間帯であり、入浴には適していません。食前や、食後2時間以上空けた時間帯が適切です。
ささえるラボ編集部です。
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