本日の一問一答
領域:こころとからだのしくみ
爪や指の変化と、そこから推測される疾患・病態との組合せとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.爪の白濁―チアノーゼ(cyanosis)
2.巻き爪―心疾患
3.さじ状爪―鉄欠乏性貧血(iron deficiency anemia)
4.ばち状指―栄養障害
5.青紫色の爪―爪白癬(つめはくせん)
解答と解説
■解答
3.さじ状爪―鉄欠乏性貧血(iron deficiency anemia)
■解説
1.(×)爪の白濁は、爪白癬(爪水虫)や爪カンジダ症などでみられます。チアノーゼは、指先、爪、鼻先、口唇などの末端部に現れます。
2.(×)巻き爪(陥入爪)の原因となるのは、深爪や不適合の靴、外反母趾などです。心疾患では、末梢組織の慢性的な酸素不足により、ばち状指(ばち指)がみられます。
3.(○)鉄欠乏性貧血では、鉄の欠乏により爪の強度が低下し、さじ状爪(スプーンネイル)がみられます。
4.(×)ばち状指がみられた場合は、心疾患、肺疾患、消化管疾患、内分泌疾患など、様々な原因が考えられます。
5.(×)青紫色の爪は、チアノーゼの症状の一つです。
ささえるラボ編集部です。
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