本日の一問一答
領域:介護の基本
Hさん(80歳、女性、要介護1)は、アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimerʼs type)である。20年前に夫が亡くなった後は、ずっと一人暮らしをしている。これまでの生活を続けていきたいので、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用することにした。
訪問介護員(ホームヘルパー)のHさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.Hさんの意向を確認して、今までどおり畳で布団の使用を継続した。
2.入浴後、手ぬぐいで体を拭いていたが、バスタオルに変更した。
3.訪問介護員(ホームヘルパー)の判断で、食事の前にエプロンをつけた。
4.整理整頓のために、壁に立てかけてあった掃除機を押し入れに片づけた。
5.Hさんの気持ちを切り替えるために、家具の配置を換えた。
解答と解説
■解答
1.Hさんの意向を確認して、今までどおり畳で布団の使用を継続した。
■解説
1.(○)「これまでの生活を続けていきたい」というHさんの希望を尊重し、できるだけ今まで通りの環境を維持することが大切です。
2.(×)本人が特に希望していないのであれば、バスタオルに変更する必要はありません。
3.(×)必要に応じてエプロンを使用する場合もありますが、訪問介護員(ホームヘルパー)の判断のみでなく、Hさんと話し合って決めることが大切です。
4.(×)掃除機の位置を訪問介護員の判断で変えてしまうと、認知症であるHさんの混乱を招く可能性があります。
5.(×)Hさんの気持ちを切り替えるよりも、環境を変えずに生活を継続してもらうことが優先されます。
ささえるラボ編集部です。
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