第35回介護福祉士国家試験 対策問題(生活支援技術)
■問題
シャワー浴の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.シャワーの湯温は、介護福祉職よりも先に利用者が確認する。
2.からだ全体にシャワーをかけるときは、上肢から先に行う。
3.利用者が寒さを訴えたときは、熱いシャワーをかける。
4.利用者が陰部を洗うときは、介護福祉職は背部に立って見守る。
5.脱衣室に移動してから、からだの水分を拭きとる。
解答と解説
■解答
4.利用者が陰部を洗うときは、介護福祉職は背部に立って見守る。
■解説
1.(×)介護福祉職が湯温を確認してから、利用者の手や足などにかけて確認してもらうようにします。また、シャワー使用中は、常に介護福祉職の手をシャワーヘッドに触れさせておき、湯温変化への迅速な対応ができるようにしておきます。
2.(×)体全体にシャワーをかけるときは、心臓の負担とならないよう、末梢(足先)から先に行います。
3.(×)熱いシャワーをかけることは心臓への負担となり、やけどの原因にもなります。足浴を併用したり、肩にかけたタオルで保温したりといった対応が適切です。
4.(○)利用者が陰部を洗うときは、羞恥心に配慮して、背後で見守ることが適切です。
5.(×)濡れた床での転倒や、気化熱による湯冷めを防ぐ目的で、脱衣室に移動する前に体の水分をしっかりと拭き取ります。
ささえるラボ編集部です。
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