高齢者向け、レクで使えるおすすめ脳トレ4選!
毎日のレクリエーション、ネタが尽きた…とお困りの方は多いのではないでしょうか?
この記事では、高齢者向け介護レクリエーションにおすすめな脳トレを4つご紹介します!
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執筆者
1.色当て
A4のコピー用紙に赤い文字で黄、青い文字で黄、黄色い文字で青等、色の漢字やひらがなに書かれた文字を、書いてある色とは違う色で準備します。
あとは簡単!
① はじめは漢字をそのまま読んでいただく
② 次に書かれている文字ではなく、色を答えていただく
■ポイント
正解することが重要ではありません。間違えたことを楽しめるよう、できるだけ早く答えていただくようにしましょう。
脳が混乱している状態が、脳トレによいということも併せて伝えましょう。
■応用編
8文字程度の漢字の組み合わせで、緑青青黄黒白赤紫などの漢字を並べ、はじめの漢字を書く際の色は、紙に書いてある字と同じ色を使用しましょう。
そして先ほどと同様に、書かれている文字ではなく色を声に出して順番に答えていただくようにすると、スムーズに間違えてくださると思います!
2.早口言葉
文字を声に出して読むことも、脳にとっては非常に良いことです!
特に早口言葉は、間違えながら楽しんで声に出せる有効な手段となります。
■使える早口言葉13選
・りょかくきのりょきゃく(旅客機の旅客)
・なまむぎなまごめなまたまご(生麦生米生卵)
・すもももももももものうち(李も桃も桃のうち)
・じょせつしゃじょせつさぎょうちゅう(除雪車除雪作業中)
・あかまきがみきまきがみあおまきがみ(赤巻紙青巻紙黄巻紙)
・しんしゅんさんしょんしょー(新春シャンソンショー)
・となりのきゃくはよくかきくうきゃくだ(隣の客はよく柿食う客だ)
・このすしはすこしすがききすぎだ(この寿司は少し酢が効きすぎだ)
・このくぎひきぬきにくい(この釘引き抜きにくい)
・ばすがすばくはつ(バスガス爆発)
・とうきょうととっきょきょかきょく(東京都特許許可局)
・かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこあわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ(カエルぴょこぴょこ3ピョコピョコ合わせてピョコピョコ6ピョコピョコ)
・ぶたがぶたをぶったらぶたれたぶたがぶったぶたをぶったのでぶったぶたとぶたれたぶたがぶったおれた(豚が豚をぶったらぶたれた豚がぶった豚をぶったのでぶった豚とぶたれた豚がぶっ倒れた)
是非スタッフのみなさんも一緒に早口言葉にチャレンジしてくださいね!
3.後出しじゃんけん脳トレ
■後出しで「勝つ」パターン
まず初めに、スタッフが「じゃんけんパー!」などと声を出しながらじゃんけんをします。
この際、利用者さんへは、後出しでじゃんけんをしていただき、「グー、チョキ、パー」の出し手に対して、後出しで勝っていただくことと、出し手を出すのと同時に、出したじゃんけんの手を大きな声で発声していただくように説明をします。
次に、A4のコピー用紙に、ひらがなで「ぐー、ちょき、ぱー」の文字を書いた紙を用意し、「じゃんけん・・・」の後に、利用者さんへ紙に書かれたじゃんけんの出し手を見ていただきます。
この出し手に対して、後出しでじゃんけんに勝っていただく手を利用者さんに出していただきます。
この際も、利用者さん側は、大きな声を出しながら出し手を出していただきます。
■後出しで「負ける」パターン
ここから少し難しくしていきますよ!
今度は、じゃんけんに勝つのではなく、負ける手を出していただくようにします。
おそらく、この辺りからご利用者さんの中で、じゃんけんに勝ってしまったりと混乱される方が出てくるかと思いますので、混乱したことや、間違えたことを楽しんでいただきたいと思います!
勝つことが目的ではなく、脳が混乱したことを楽しんでくださいね。
4.手拍子脳トレ
①手拍子をしながら、大きな声で15の数字まで数を数えていきます
②今度は、手拍子をしながら15の数字まで数を数えていきますが、3の時だけ手拍子をせず、大きな声で「3!」と声を出すだけにします
③次は、同じように数を数えていきますが、7の数字の時には手拍子をせず、小さな声で「7」と声を出していただくだけにします
④今度は、12の数字の時には大きな声で「12!」と答えていただくようにします
⑤最後に、これらの②~④までの事をすべて含んでいただいた形で、15までの数字を手拍子をしながら数えていきます。
混乱して手拍子をしてしまったり、後の数字が数えられなくなってしまうなど、混乱される方が出てくると思います。
混乱したことを楽しみながら皆さんで盛り上がりましょう。
声に出すだけではなく、足踏みを入れたりするなど、アレンジしながら楽しんでいただければと思います。
利用者さんとの時間が、皆さんの笑顔で満たされる時間になれば幸いです!
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・けあぷろかれっじ 代表
・NPO法人JINZEM 監事
介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員、潜水士