第36回介護福祉士国家試験 対策問題(障害の理解)2
■問題
Eさん(38歳、男性)は、脳梗塞(cerebral infarction)を発症し、病院に入院していた。退院時に、右片麻痺(みぎかたまひ)と言語障害があったため、身体障害者手帳2級の交付を受けた。現在、Eさんと家族の希望によって、自宅で生活しているが、少しずつ生活に支障が出てきている。Eさんの今後の生活を支えるために、障害福祉サービスの利用を前提に多職種連携による支援が行われることになった。
Eさんに関わる関係者が果たす役割として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.介護支援専門員(ケアマネジャー)が、介護サービス計画を作成する。
2.医師が、要介護認定を受けるための意見書を作成する。
3.基幹相談支援センターの職員が、障害福祉計画を立てる。
4.地域包括支援センターの職員が、認定調査を行う。
5.相談支援専門員が、サービス担当者会議を開催する。
解答と解説
■解答
5.相談支援専門員が、サービス担当者会議を開催する。
■解説
1.(×)介護支援専門員(ケアマネジャー)が介護サービス計画を作成するのは、介護保険サービスを利用する場合です。障害福祉サービスの利用においては、相談支援専門員がサービス等利用計画を作成します。
2.(×)医師は、障害支援区分の認定を受けるための意見書を作成します。
3.(×)障害福祉計画を立てるのは、都道府県および市町村です。
4.(×)障害支援区分認定調査を実施するのは、市町村職員や相談支援専門員などです。
5.(○)相談支援専門員がサービス等利用計画を作成する目的でサービス担当者会議を開催し、多職種連携による支援につなげることが適切です。
ささえるラボ編集部です。
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