本日のお悩み
職場のミーティングがいつもいつも長くなり、そのぶんの残業代はつけてもらえません。ひとりの主任の話が長いのと、話がそれるので絶対に時間内におわりません。みんな迷惑しています。そんなときどうしたらいいですか?
職場内の環境を振り返りながら、時間厳守の風土もつくっていきましょう!
ご質問ありがとうございます!
残業代もなく、会議内容と違う話を延々とされると、話の内容も入ってこず、イライラとしてしまい、結果として、モチベーションも下がってしまいますよね!
ご質問者さんのお気持ち、良くわかります。
私も、同様の経験もしましたし、職員にそのような印象を与えてしまっていた場面も少なくありません。
私の経験を基に、ご質問者さんが、主任に不快感を与えずに、解決できる方法をいくつかご提案させていただきます。
■なぜ話が長くなってしまうのか考えてみましょう
まず初めに、何故主任の話が長くなってしまうのかの考察です。恐らく、伝えたいことがたくさんある、熱心な主任なのでしょうね。
ですが、何から伝えれば良いのか、まとめられずに思いの丈をぶつけてしまっているのだと思います。
見方を変えれば、現状をどうにかしたいという強い気持ちのある、良い職員ともいえると思います。
が、その思いが空回りしてしまっては、全く意味がありませんけどね。。。『主任さん!もったいない』です。
もしかすると、副主任さんのような主任職よりも下の中間管理職がうまく機能していない可能性もありますよね。ご提案はさせていただきますが、問題はその主任さんお一人ではない可能性がありますので、職場内の環境を今一度冷静に見返してみてくださいね。
■役職者に相談する
一つ目の提案としては、主任より上のクラスの役職者に、時間厳守の相談をされてみてはいかがでしょうか?皆さん、ご家庭もおありだったり、予定のある職員もいらっしゃるかと思います。
何より会議体は、集中して決められた議案を伝達したり、まとめたりする場となりますので、だらだらと長時間行うものではありません。特に日本人の特徴として、開始時間は厳守する傾向にあるのに、終了時間は厳守しない傾向がありますね。
そのことを踏まえ、役職者の方に時間厳守の周知をしていただく事が必要と考えます。更に、議長にあたる進行役の職員に、何時までに終了しますので、5分程度でお願いします。などと、事前に持ち時間を伝達する方法もあります。
また、会議の中で協議するような場合、事前に根回しをして、結論付けられる議案に関しては、事前に結論付けておき、会議体で周知する形にすることで、全体のボリュームを抑えることもできます。
■事前に残業できない旨を伝え、退席する
相手を不快にさせない、少人数での対面での話の切り方については、いくつかの方法がありますが、大人数での会議体の場合、話している職員よりも立場が高い職員でなければ、話を切り上げることは難しいでしょう。主任職をその場で責めたり、ないがしろにしてしまう組織にも疑問が残ってしまいますしね。
そんなどうしようもない場合の最終手段としては、会議の前に何時以降は残れない旨を伝え、超過した分の内容については、必ず議事録や参加者に確認する旨を伝え、退席するのが望ましいと思います。
私個人の想いとしては、その主任が何を伝えたいのかを考察し、職員一丸となって、改善に向けて協力していただきたいという気持ちはあります。
主任を理解することで、主任もご質問者さんの事を理解してくれると思います。人間関係を悪くしないためにも、時計を見たり、ソワソワしたり、咳払いはご法度ですよ!主任との関係を良好にすることで、場を和ませる伝え方で、話を切り上げることも可能になると思います。
会議の質を上げ、有意義な話し合いが行われる環境を皆さんで作っていってくださいね。
最後に、難しいとは思いますが、超過した分の残業申請を認めていただけるように相談されてみるのも選択肢の一つではあります。
ご質問ありがとうございました。
・けあぷろかれっじ 代表
・NPO法人JINZEM 監事
介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員、潜水士