第35回介護福祉士国家試験 対策問題(社会の理解)
■問題
Eさん(30歳、女性、知的障害、障害支援区分2)は、現在、日中は特例子会社で働き、共同生活援助(グループホーム)で生活している。今後、一人暮らしをしたいと思っているが、初めてなので不安もある。
次のうち、Eさんが安心して一人暮らしをするために利用するサービスとして、適切なものを1つ選びなさい。
1.行動援護
2.同行援護
3.自立訓練(機能訓練)
4.自立生活援助
5.就労継続支援
解答と解説
■解答
4.自立生活援助
■解説
1.(×)行動援護は、障害支援区分3以上で、知的障害や精神障害により一人で行動することが困難な障害者が対象となる外出支援です。
2.(×)同行援護は、視覚障害者が対象となる移動支援サービスです。
3.(×)自立訓練(機能訓練)は、自立した日常生活や社会生活を送ることを目的とし、身体機能や生活能力の維持・向上のためのリハビリテーションなどを提供するサービスです。
4.(○)自立生活援助は、一人暮らしの障害者が自立した日常生活を営めるよう、定期的な巡回訪問や随時の訪問を実施して相談に応じ、必要な助言や援助を行うサービスです。
5.(×)就労継続支援は、一般企業などで就労が困難である場合に、働く場所を提供したり、就職に向けて知識や能力の向上に必要な訓練を行うサービスです。Eさんはすでに特例子会社で働いているため、適切なサービスとはなりません。
ささえるラボ編集部です。
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