第34回 介護福祉士国家試験 過去問と解説(コミュニケーション技術)
■問題1
介護福祉職が利用者とコミュニケーションをとるときの基本的な態度として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.上半身を少し利用者のほうへ傾けた姿勢で話を聞く。
2.利用者の正面に立って話し続ける。
3.腕を組んで話を聞く。
4.利用者の目を見つめ続ける。
5.緊張感が伝わるように、背筋を伸ばす。
■解答
1.上半身を少し利用者のほうへ傾けた姿勢で話を聞く。
■解説
1.(○)上半身を少し利用者のほうへ傾けた姿勢を取ることで、集中して話をしっかり聞いているという印象を与えることができます。相手との物理的な距離は心理的距離と関連するため、近づくことで親密な雰囲気を醸成できる場合もありますが、近距離でのコミュニケーションを苦手とする利用者もいることから、適切な距離を保つよう注意します。
2.(×)利用者の正面に立って話し続けると、利用者は視線を外しにくく、圧迫感を覚えてしまいます。
3.(×)腕を組んで話を聞くと、利用者に威圧感や嫌悪感を与える可能性が高まります。
4.(×)利用者の目を見つめ続けると、利用者は緊張感を覚え、話しにくくなってしまいます。
5.(×)落ち着いて話せるよう配慮すべきであり、自らもリラックスして話を聞く姿勢が大切です。
ささえるラボ編集部です。
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