介護職は連休が取りにくい?休日や休暇の取得事情を解説!
介護職への転職を考えるとき、連休が取得できるかどうかは気になるポイントです。
この記事では、介護職の休日や休暇の事情について解説します。
休日・休暇事情は事業所ごとに異なるので、入職前に確認を!
介護職として働く上で、休みの日数や休みの取り方は気になるところですよね。
介護職の休日事情について、解説をしたいと思います。
■サービス形態によって休日を取得する仕組みは異なる
年間休日は他の産業と同程度
少し前(平成30年)の統計で、かつ「医療・福祉」という大きな括りになりますが、この業界の平均年間休日数は111.5日です。全産業の平均値が113.7日なので、平均並みと言えると思います。
※厚生労働省「平成30年就労条件総合調査の概況」より(厚生労働省のPDFに遷移します)
一般的に入所系サービスは土日・祝日も働く必要がある
入所系サービスの場合は、介護職は土日祝日も誰かが働かなければなりません。
そこに住んでいる利用者がいて、介護職によるサービスが必要な方が多いからです。
ですから、入所系サービスの場合は、毎週土日に休みを取るということは、おのずと難しくなりますね。介護職の方は、一般的に土日の休みが取れる多くの方や学校に通う家族や友人とは、一緒の時間を作りにくいといえます。
その反面、平日に休みを取ることのメリットもあり、土日だと混雑しているところ(行楽地やお店など)が平日は空いていることも多く、お子様の平日の学校行事(学級参観やPTA活動など)への参加もスムーズです。
■介護職は連休が取りにくい?
連休の取りやすさは、サービス形態や職員の不足状況による
多くの方が当たり前にある土日という連休が少ない介護職。
では、連休は取りにくいものなのでしょうか。
これは、事業所により異なると思います。
前述のような入所系サービスと通所系サービスとでは連休の取りやすさは異なりますし、人員配置がゆとりをもって行えているところと、いつも職員不足に悩まされているところの違いもあると思います。
希望休は一ヶ月あたり3日程度提出できることが多い
確実に土日が休みでない勤務体系の事業所では、管理者等が職員の希望休を確認し、翌月のシフトを作成するところが多いようです。ただし、全ての職員の全ての希望を聞いていたのでは、シフトは組みにくくて仕方ありません。
そこで多くの事業所では、希望休の上限を定めています。
例えば月に3日までとか、月に5日までとかは優先的に休みが取れる仕組みです。私の知る限りでは、希望休3日までというところが多い気がします。
■入職前に、休日取得の仕組みを知る方法2つ
①求人票の「休日欄」を見る
まずは「求人票」です。
求人票には「休日」の欄があり、必ず記載されていますので、ここで確認してください。
②面接で直接聞く
希望休の日数などは記載があることはほとんどないため、気になる方は採用面接時に確認をすることをお勧めします。給与や賞与、退職金などと同様に休日も大切な労働条件です。遠慮なく聞いてみてください。
■まとめ:自分に合った休日取得制度のある事業所を選ぼう
以上、介護職の休日事情をお伝えしましたが、連休があるということは、裏を返せば連勤があるということ。それを好むか好まないかも、人によります。
職場の休みの仕組みも、慣れてくると自分のリズムが徐々につかめてくると思います。
いずれにしても、休みを有効に使えると、人生の豊かさも変わってきますので、休息・余暇・学習・家族サービスなどで充実した休みを過ごしてくださいね。
福岡福祉向上委員会 代表