第36回介護福祉士国家試験 対策問題(こころとからだのしくみ)2
■問題
死が近づいているときの身体の変化として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.瞳孔の縮小
2.筋肉の硬直
3.発汗
4.結膜の充血
5.喘鳴(ぜんめい)
解答と解説
■解答
5.喘鳴(ぜんめい)
■解説
1.(×)通常は明るいところで光量を減らすために瞳孔が縮小しますが、死亡直前期では瞳孔の反応も減弱します。
2.(×)筋肉の硬直は、死後にみられる身体の変化です。
3.(×)体温の変化はありますが、発汗はほとんどみられません。
4.(×)結膜の充血は、血液量を増やすために血管が拡張した状態であり、目に必要な酸素を届けるための生理的反応です。死亡直前期では血液循環が低下するため、結膜の充血は起こりにくくなります。
5.(○)死亡直前期に生じる身体の変化の一つとして、死前喘鳴が挙げられます。喘鳴は呼気時と吸気時に咽頭や喉頭の分泌物が振動して発生する呼吸音であり、気道内分泌物の貯留により生じます。
ささえるラボ編集部です。
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