第36回介護福祉士国家試験 対策問題(医療的ケア)4
■問題
胃ろうによる経管栄養での生活上の留意点の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.「日中は、ベッド上で過ごします」
2.「夜寝るときは、上半身を起こした姿勢で寝ます」
3.「便秘の心配はなくなります」
4.「口から食べなくても口腔(こうくう)ケアは必要です」
5.「入浴は清拭に変更します」
解答と解説
■解答
4.「口から食べなくても口腔(こうくう)ケアは必要です」
■解説
1.(×)栄養剤注入直後はある程度の安静が必要ですが、基本的には通常の日常生活を送ることが可能です。
2.(×)上半身を起こした姿勢にするのは栄養剤注入時であり、就寝時は安楽な姿勢でかまいません。
3.(×)胃瘻を造設しても便秘は起こるため、運動不足、水分不足、食物繊維の摂取量などに留意する必要があります。
4.(○)経口摂取しないことで唾液分泌が減少し、口腔内の自浄作用が低下します。細菌の繁殖が起こりやすい環境となるため、感染症や誤嚥性肺炎を予防するためにも口腔ケアは必要です。
5.(×)胃瘻を造設しても入浴は可能であり、特別な処置は必要ありません。
ささえるラボ編集部です。
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