第36回 介護福祉士国家試験 過去問と解説(介護過程)
■問題1
介護福祉職が、初回の面談で情報を収集するときの留意点として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.用意した項目を次から次に質問する。
2.目的を意識しながら話を聴く。
3.ほかの利用者が同席する状況で質問する。
4.最初に経済状態に関する質問をする。
5.家族の要望を中心に話を聴く。
■解答
2.目的を意識しながら話を聴く。
■解説
1.(×)用意した項目を次から次に質問する姿勢は、取り調べや事情聴取のような雰囲気をつくりやすくなり、利用者との信頼関係を築きづらくなります。
2.(○)「利用者のニーズを明確化する」という目的を意識しながら話を聴くとよいでしょう。
3.(×)プライバシー配慮の観点から、他の利用者が同席する状況は避けるべきです。
4.(×)経済状態に関する質問はセンシティブであるため、最初の質問としては適当ではありません。
5.(×)家族の要望も必要な情報ではありますが、まずは利用者本人の要望を中心とすべきです。
ささえるラボ編集部です。
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