本日のお悩み
気温が上がってくると、職場のにおいがつらくて気持ちわるくなってしまいます。排泄介助中はそんなに気になるというわけではないのですが、、何か施設でできる対策や、自分でできる対策はありますか??
においの元になる菌への対処をしていきましょう
ご質問ありがとうございます。
職場のにおいがお辛くて、気分が悪くなってしまうとのことですね。
においから逃げることは難しいと思うので、お辛い中勤務されているのはすぐになんとかしないといけませんね。
介護施設で発生するにおいは、体臭と排泄臭と二種類あります。
ただ、排泄介助中はそこまで気にならないと話されているので、汚物処理に原因がありそうですね。
というのも、排泄物自体は排泄された瞬間は無臭なのですが、時間が経つと臭いと感じるにおいに変化していくのです。
使用済みのおむつなどは、排便をトイレに流した後に新聞紙に包んでからビニール袋へ入れて汚物処理をする、など対応されている施設では、においが気にならない場合がほとんどでした。
汚物処理のゴミ箱に隙間がないか、ゴミ箱への消臭剤もつけておくのも一つの方法です。
また、換気や清掃もしているのに気になる場合は、寝具やトイレ等へ頑固なにおいが付着していることも考えられます。
染み付いたにおいをとっていくには、専用の消臭剤や洗剤を利用されるのがお勧めですので、施設内で洗剤等や清掃の方法が検討できないか、ご提案されるのも一つかと思われます。
清掃としては見落としがちなトイレ内の壁や便器と床との境目、換気扇、タンクがカビていないかなどもチェックして下さい。
こまめに清掃をするのが一番ですが、排泄時も流す際には蓋を閉じて流す、など日常のケアの中でも気をつけてみて下さい。
においが辛いと感じているのは、ご質問者様だけではない可能性もあります。
施設全体が臭う場合は、入職にも関係してきますので、余計なマイナスポイントは減らしていく取り組みとしても、汚物処理方法や清掃や洗剤の変更は、ご提案できるかと感じます。
少しでも快適にお仕事ができることを祈っております。
ご質問ありがとうございました。
社会福祉士、介護福祉士、認定排泄ケア専門員、排泄機能指導士