本日のお悩み
利用者さんから嫌なことをされたり、リーダーや職場の人から嫌なことを言われたり、苦手な人との勤務の前になると過食してしまいます。
おなかがすいていないのに、帰り道にパンやお菓子を山ほど買ってその日のうちに食べてしまって、そのあと後悔します。太っている自分が本当に嫌でやめたいのにやめられません。
ご自分を守ろうとしている「優しい自分」にまず気付いてくださいね。
ご質問者様からのお話、お気持ち、よく分かります。
介護の現場で働かれてるのではないかな、と想像をしていますが、介護現場は一般では目にすることのない人の姿や感情に直接触れていくお仕事ですよね。夜勤などは特に、1人に対してのプレッシャーは優しく敏感な方ほど大きく感じてしまうのではないかと思います。
まずは、今の仕事を精一杯頑張っている自分がいることを、認めてくださいね。
見えにくいと思いますが、皆さんがいるから、仕事を続けることができたり、お互いが笑顔でいれる家族さんもいらっしゃるのですから。
■私自身も、同じです
・・・と、私も気持ちがわかると申したのは、私自身も、環境の変化や仕事量の変化など、いわゆる“ストレス”というものが増えると、簡単にそれを解消できる(ように見える)甘いものやジャンクなものを食べたくなることを自覚しているからです。
年齢を重ねると、代謝が落ちるせいか痩せにくくなっているのに、どうして食べてしまうんだろうと、そこに注目してしまうと「自分への自信や信頼」は、あっという間になくなってしまいそうになりませんか?
もちろん見た目が太ってしまうことも、女子としては避けたいことですが、一番悲しいのは、この「自分のことを好きになれなくなること」かも知れません。でも、そんな自分は嫌だから、単純に「食べないようにしよう!」と決めて実行出来たら、こんな楽なことはありませんよね。
■「食べることで自分を守っている」ことに気づいて
「お腹も空いていないのに食べ過ぎてしまう」ことについてのアドバイスは、沢山ありますが、まずお伝えしたいのは「食べることであなたがあなた自身を守ってる」その事実に気付いていただけたらと思います。
強いストレスを受けると、脳内のドーパミンがたくさん出過ぎてしまったり、気持ちを穏やかにする作用を持つセロトニンが少なくなってしまうことで、本能以外の必要以上の食欲を起こしてしまうそうです。
食べることで、ストレスへ対処して、なんとか癒そうとしている身体の仕組みを知ると、少し愛おしい気持ちになりますね。
それほど頑張っている自分をまず認めて、もし食べ過ぎてしまう以外に頭痛やめまい、眠れないなどの症状が出てきたら、一度信頼できる友人や、心療内科へ相談だけしてみるのも、これ以上自分を嫌いにならないために考えてもらえたらと思います。
■コーピングを試してみては?
ご質問者様は、どんな時に食べ過ぎてしまうのか「タイミング」を書いて下さっていますので、どんな時にそうなりやすいか、もうご自分で分かっていらっしゃる。それはとても強みになりることだと思います。もし今度、その状況になった時に「食べ物を買いに行く」行動をする前に、何か別の「すぐ出来ること」をして、気持ちのスイッチを切り替える、「コーピング」という方法が試せるかと思います。
カラオケに行くことや塗り絵をする、ノート1ページに自分の気持ちを走り書きする、花の写真を見る・・・ですとか、何か簡単に出来る(かつ自分のしたいこと)を置き換えてみると、勢いで「食べてしまう」ことから遠ざかることが出来る可能性があります。
私も、ついコンビニへ走りたくなった時には、(上に書いたようなことや)掃除機をかけたり、温かいお茶を煎れて飲んでみたりしています。そうすると、そんなに食べなくても良いかな・・・という気持ちになるので、お菓子やパンを買いそうになってしまった時には、お勧めしたいと思います。
■最後に
ここまで書き連ねましたが、何よりもご質問者様の身体と心のバランスが取れて、リラックスできるような時間が持てることを、心より祈っています。
社会福祉士、介護福祉士、認定排泄ケア専門員、排泄機能指導士