本日のお悩み
ケアマネとヘルパーを兼務しています。
コロナ禍で退職した職員もおり、さらに忙しくなって仕事が終わりません。
どこもこんなものなのでしょうか?
あまり相談できるような知り合いもおらず、きつい毎日を過ごしています。
ご自身の身体と心のケアを大切に
気の抜けない状況が続く日々のお仕事、本当にお疲れさまです。
この状況がいつまで続くかわからない、見通しが立たないということが一番つらいように思います。
退職された方もいらっしゃり、負担もより大きくなっているのですね。
■コロナをきっかけとした離職についてのデータは
質問者さんはケアマネとヘルパーを兼務されているということで、在宅サービスですとケースに応じた対応を随時考えていかなければならず、より頭を悩ませることも多いかと思います。
特養の方に対しての調査なので参考程度になってしまいますが、独立行政法人 福祉医療機構のレポート「2020年度 特別養護老人ホームの人材確保に関する調査について」によりますと、コロナを契機とした離職の有無について、「あり」と回答した施設は76施設(8.0%)とのこと。
離職者が生じた施設が約1割という水準については、エッセンシャルワーカーとしての職員の責任感や義務感の高さ、コロナ禍で人材の流動性が低下している状況などがあり、離職が少なかったとみているようです。
ただ、あくまでも離職者を対象とした調査であり、これまでよりも徹底した感染対策や、職員だけではなく同居家族も含めた理由による欠勤調整などで、どの現場においても負担感は増しているのではないかと推測します。
業務時間のみならず、プライベートでも制限のある生活をされている職員が多いと思いますので、ストレス軽減も大きな課題であるでしょう。
■SNSやオンラインコミュニティを活用し、情報交換をしても良いかも!
国も、人員基準の取り扱いについてやオンライン会議などの決まりを定め、現場の負担を最小限にする方法を考えています。
これを機会に、業務の見直しや、ICT活用を進めるきっかけとなれば、業務負担の軽減につながる側面もあるかと思います。
日々の緊張感は、他の方と共有することが難しく、おつらいですね。
負担感が強くなったときは、「最悪の事態」を想定してみてください。
そして、それさえ避ければ大丈夫、とご自身を労わってください。
最近はオンラインコミュニティやSNSなどで介護職の情報共有をする機会が増えているので、活用するものよいかもしれません。
気持ちを吐き出すだけで楽になることもあるかと思います。
■ご自身のケアもたいせつに
耳にタコができるくらい聞きなれた言葉かもしれませんが、ご利用者の命を守るためにも、介護に携わる私たちの健康管理は非常に大切です。
健康とは、身体だけではなくて心も含まれます。
心が疲弊してきたときは、まず身体を温めて、睡眠の時間を確保してください。
ご自身のケアをすることが、提供するケアにもつながってくるかと思います。
質問者さんがこちらに送ってくださったこと、非常に共感する方が多いのではないかと思います。
この未曾有の事態を、みなで知恵を出し合って、乗り越えていきましょう。
またしんどくなったら、ぜひこちらにお気持ちをお送りください。
社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員