本日のお悩み
このご時世、ケアマネ研修もオンラインでやってほしいです…。
研修で感染したら元も子もないですよね。
着々と準備が進んでいます
いまや買い物、飲み会、世の中のありとあらゆること、オンラインが当たり前。
1年前とは比べ物にならないくらいオンライン化が進みました。
■オンライン研修に切り替わる自治体も
介護業界でも、その準備が着々と進んでいます。
令和2年4月の補正予算で、「介護支援専門員研修等オンライン化事業」として、4.6億円の財源が計上されました。
対象となったのは、ケアマネの実務研修、更新研修、主任ケアマネの更新研修などです。
平成28年度のカリキュラム改定に伴う研修の長期間化により、以前よりeラーニングの活用によって研修負担の軽減につなげるよう求める声が上がっていました。厚労省は、そういった経緯も踏まえ、実現に動いたようです。
実際の令和2年度の法定研修については、中止や延期としたところや、オンライン研修を行ったところなど、自治体によりさまざまのようです。
令和3年度についても予算が組まれ、すでにオンライン研修であることを提示している自治体もあります。
まだ情報が出ていないところもあったため、ぜひ、お住まいの自治体についても調べてみてください。
■オフラインでのフォローアップも必要ですね
また、ユニットケア施設の管理者やユニットリーダー向けの研修についても、令和2年度よりオンライン研修での開催となっています。
そのほかの研修についても、オンラインで行えるよう準備が進んでいます。
これを機会に、介護業界のICT化が進むことが期待できますね。
一方で、対人援助の専門性ゆえ、すべてをオンライン研修で習得するのは難しい現実もあります。
たとえば相談援助技術では、席の座り方や空間の使い方、ノンバーバルコミュニケーションを通常ロールプレイングで学びますが、これには限界があると思うので、オンライン研修でおしまい、というわけではなくて、フォローアップが必要ではないかと思っています。
よりよい方法を模索しながらになるかと思いますが、移動の手間がなくなったなど、プラスにとらえられる面もありますね。
テクノロジーをうまく活用しながら現場実践を重視し、介護の専門的な学びを深めていきましょう!
社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員