本日の一問一答
領域:介護支援分野
Aさん(80歳、女性、要介護2)は、長女(51歳)、長女の夫(50歳)、孫(17歳、女性、高校生)と同居しており、通所介護を週3回利用している。長女及び長女の夫はフルタイムで働いており、平日は孫が介護を担っている。長女から、「最近娘の学校の成績が下がってきたが、介護が負担なのではないか」との相談を受けた。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.長女に対し、仕事を辞めて介護や家事に専念すべきであると説得する。
2.家族と介護支援専門員で、家事や介護の家庭内での分担及び介護サービス利用の見直しについて話し合う場を設ける。
3.長女及び長女の夫に勤務先の介護に関する支援制度を確認するよう依頼する。
4.孫のため、直ちにAさんの短期入所生活介護の手配をする。
5.孫の話を傾聴し、必要に応じて若年介護者(ヤングケアラー)としての悩みを持つ者同士の懇談会などに関する情報を提供する。
解答と解説
■解答
2・3・5
■解説
1.(×)仕事を辞めずに介護や家事に対応できるようサポートの方法を検討することが、介護支援専門員の職務です。
2.(○)ヤングケアラーである孫の負担が過大になっている可能性があるため、家事や介護の家庭内での分担及び介護サービス利用の見直しについて話し合う場を設けることは適切です。
3.(○)勤務先の独自の支援制度を含め、活用できる手段を確認するよう依頼することは適切です。
4.(×)短期入所生活介護の利用自体は適切な方向性だと考えられますが、アセスメントや本人・家族の意向確認を経る必要があります。
5.(○)ヤングケアラーである孫の負担が過大になっている可能性があるため、同じ悩みを持つ者同士の懇談会などに関する情報を提供することは適切です。
ささえるラボ編集部です。
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