本日のお悩み
栄養士の資格を持っています。介護施設で働くと、利用者の人と関わったり、話したりすることもありますか?
働き方のイメージがつかめないので、教えてください。
利用者さんの一番のたのしみである「食事」に関わる大切なお仕事
ご質問、ありがとうございます。
栄養士さんでいらっしゃるんですね!
栄養にお詳しい方は、心から尊敬しております。
■栄養士さんの介護施設での存在は
介護施設で働いた時の、栄養士さんのお仕事のイメージについてご質問ですね。
基本的に介護施設における栄養士さんや管理栄養士さんの主なお仕事は、施設を利用されている高齢者へ食事を提供したり、栄養ケア・マネジメントを行ったりすることかと思います。
年齢や身体の状態が異なる方に対して、低栄養の予防や持病の悪化を防いだり、楽しみとしての食を提供するイベントでのマネジメントだったりと、食事に関わる面を支える存在です。
■求められる働き方は
そんな中、働き方のイメージとしてすぐに浮かびやすいのは、献立作成や調理などかと思います。
ただ、介護施設では食事摂取基準などを理解したたうえで、高齢者の食の嗜好に合ったものを作る能力が求められているのを感じます。
また、ミールラウンドなどでの実際お食事の様子から、食べにくい形状ではないか、量や盛り付け、嗜好などへのアプローチなどを考えていくことも、施設の栄養士さん特有の働き方と言えるかもしれません。
自分の目で直接見て柔軟に対応していく対応力や、介護職や看護職、家族の方と協力する、円滑なコミュニケーション能力があるととても良い仕事ができそうです!
実際に高齢者の介護場面に携わることも、出てくるかと思います。
※ミールラウンドとは、利用者さんが食事をしている場面を様々な職種が観察し、評価や課題の発見をすることです。
■利用者さんの喜びをつくる、栄養士さん
利用者さんにとって一番の楽しみである食事に大きくかかわる栄養士さんは、やりがいも感じられる素敵なお仕事だと思います。
デスクの前でずっと作業をするような仕事が苦手な方にとっては、毎日の変化や刺激もあるポジションです。
質問者さんの力を、介護業界で生かしていただけたらと思います。
ささえるラボ編集部です。
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