本日のお悩み
現在、グループホームで中間管理職として働いています。
上や下から言いたい事を言われ、絶対にない噂を立てられ、「○○(私)からこんな事をされたから辞める」と言っていた職員がいたと、他の職員から聞きました。
職場長には自分はしていないと伝えましたが、本当にしていないのか等何度も聞かれて心を病んでしまい、医師から休職を勧められたことを職場に伝えました。
人事からは「休職の方向で話は進めていくが今は上には伝えなくてよい」と言われましたが、その後、職場長から責め立てられてました。
耐えられなくなり、辞めたいと言ってしまいましたが今まで築いた入居者さんやご家族さんが心残りです。
ただ、こんな場所で働き続けることも無理だと思っています。
はっきり決められない自分もよくないですが、今後どのようにしたら良いのでしょうか。
相談者:はるか さん
「こころ」のメッセージを聴く
ワ☆ノベーション代表 グロービス経営大学院経営研究科経営専攻修了(MBA) MBA(経営学修士)、公認心理師、社会保険労務士有資格者、社会福祉士。 総合心理教育研究所学術客員研究員。
ご相談ありがとうございます。
職場のスタッフから言われ放題、上司から攻撃的に責め立てられる過酷な状況の中、働かれていたのですね。
医師から休職をすすめられるぐらい心身が悲鳴をあげています。
本当にがんばりましたね。
まずは、しっかり休んで体調を整えることを優先していきましょう。
■フォーカシングを知っていますか?
働き続けることは無理だと思っているが、入居者さんやご家族のことを考えると心残りがある。
そうですよね、なかなかはっきり決められないと思いますが、ご自分の中に、これからのことを指し示めしている何かがあります。
心理学で使われる心理療法の1つ、フォーカシングの技法(簡易版)について説明しますので、「こころのメッセージ」に耳を澄ませましょう。
①落ちつける、リラックスできる場所で深呼吸しましょう。
まず、呼吸に意識をむけて、次に身体の感じに注意をむけていきましょう。
②自分から出てきたものを認めて、眺める
何がでてきても、ただそのまま「認めて、眺めます」
内側から何かがでてきても、「そうなんだね、わかったよ」とそのまま、受け止めましょう。
認めて眺めていると、自分と「でてきたもの」との間におのずと「間」がとれてきます。
③自分に優しく問いかける
自分の内側に意識を向けながら、やさしく問いかけてみましょう。
たとえば、
・今後どの方向に行けばいいのかなぁ
・今の私にとって必要なものって、何かなぁ
・最近、私の生活はどんな感じかなぁ
などと問いかけます。
④問いかけを繰り返す
出てきたもの(言葉、イメージ、音楽、動作など)を何度も何度も自分の内側に戻して響かせます。
よりしっくり、ぴったりなものが出てくるまで、何度も続けます。
⑤ゆっくりと終える
充分にやれたら、でてきたものに感謝してゆっくりと終わりにしましょう。
ありがとうとやさしく伝えましょう。
■最後に
お時間があるときになんどか試してみてください。大切な気づきが得られると思います。
応援しております。
ワ☆ノベーション代表
グロービス経営大学院経営研究科経営専攻修了(MBA)
MBA(経営学修士)、公認心理師、社会保険労務士有資格者、社会福祉士。
総合心理教育研究所学術客員研究員。