第35回介護福祉士国家試験 対策問題(介護の基本)
■問題
施設における利用者の個人情報の安全管理対策として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.介護福祉職が個人所有するスマートフォンの居室への持込みは制限しない。
2.不要な個人情報を破棄する場合は、万が一に備えて復元できるようにしておく。
3.利用者からの照会に速やかに応じるために、整理用のインデックス(index)は使用しない。
4.個人情報に関する苦情対応体制について、施設の掲示板等で利用者に周知徹底する。
5.個人情報の盗難を防ぐために、職員の休憩室に監視カメラを設置する。
解答と解説
■解答
4.個人情報に関する苦情対応体制について、施設の掲示板等で利用者に周知徹底する。
■解説
1.(×)個人所有するスマートフォンの持ち込みは、個人情報の漏洩や不要なトラブルの原因となる可能性があります。
2.(×)情報を復元できる状態で廃棄すると、個人情報が流出して悪用されるおそれがあります。不要な個人情報は、復元不可能な状態で廃棄することが適切です。
3.(×)利用者からの照会に速やかに応じるためには、整理用のインデックス(index)などを使用し、データを探しやすい状態にしておくことが適切です。
4.(○)施設内に掲示したり、ウェブサイトに掲載したりすることで、個人情報に関する苦情対応体制について利用者に周知徹底する必要があります。
5.(×)職員の休憩室に監視カメラを設置することは、プライバシー保護の観点から不適切です。個人情報の盗難を防ぐ目的であれば、データ保管場所への監視カメラ設置は検討に値します。
ささえるラボ編集部です。
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