入門的研修とは
介護に関心を持っている方や初めて介護職として働く方が、介護に関する基本的な知識を身に付けて不安なく入職できるようにすることを目的とした研修です。
入門的研修を修了後も勤務可能な施設形態は無資格の場合と同様、通所・居住・施設系サービスです。
下記の資格を取得する際、一部の科目が免除になります。
・生活援助従事者研修
・介護職員初任者研修
・実務者研修
入門的研修を修了しても訪問系のサービスに訪問介護員として勤務することはできません。
資格を取るには
都道府県及び市区町村、民間団体で行われている研修を受講し、修了する必要があります。
■受験資格
特になし
■取得手段
都道府県及び市区町村、民間団体で行われている研修を受講すると、入門的研修を修了できます。
■取得までにかかる時間
21時間
※入門的研修は「基礎講座」「入門講座」に分かれているため、入門的研修のみが開講されている場合もあります。
時間の確保が難しい方などは、こうした講座を受講することも可能です。
※厚生労働省より
■取得までにかかる料金
都道府県及び市区町村、民間団体で行われている研修の多くは、受講料が無料で行われています。
入門的研修は民間団体も行うことが可能なため、受講を検討する際には各実施団体の情報をご確認ください。
■難易度
難易度としては低いと言え、研修を受講すると、修了となります。
まとめ
初めて介護職に就く方はもちろん、介護に興味があるという方は受講を検討してみてはいかがでしょうか。
また生活援助従事者研修や介護職員初任者研修の受講をする際、入門的研修を修了していることで、介護の基本などの一部科目が免除となります。
すべての科目を受講する場合と比べ、10時間程度の少ない時間で受講修了を目指すことが可能ですので、さらなるスキルアップを念頭に基礎的な知識を身に付けたい方にもおすすめです。
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