生活援助従事者研修とは
2018年から始まった生活援助従事者研修は訪問介護サービスにて生活援助に関するサービスを専門に提供するための資格です。
この資格を取得しても、食事介助などのご利用者様の身体に触れて行うサービスは行うことができません。
◆業務の一例
ご利用者のご自宅にて、下記のような業務を行います。
・ご利用の居住環境の掃除
・ご利用者の衣類等の洗濯・整頓
・食事作り、片付け
・買い物代行
ご利用者と同居されている方の分の洗濯や食事作り、ペットのお世話などは業務に含まれず、あくまでご利用者の生活のサポートが業務となります。
資格を取るには
都道府県または都道府県知事の指定した団体で行われている研修を受講し、筆記試験を受けることで修了となります。
◆受講資格:
特になし
◆時間:59時間
29時間は通信学習で学ぶことができる場合があります。
◆手段:
都道府県または都道府県知事の指定した団体で行われている研修を受講します。
研修には30分程度の修了評価筆記試験も含まれます。
◆研修内容及び研修時間数
※厚生労働省より
◆難易度:低
研修の受講により、資格の取得が可能です。
◆料金:約25,000~30,000円程度
受講料、テキスト代のほか、施設見学等の演習の際の保険料が含まれる場合があります。
研修を実施している団体により料金が異なるため、受講前に各団体の情報をご確認ください。
※埼玉県より
まとめ
生活援助従事者研修を修了後、初任者研修を受講する場合、重複している科目は受講が免除となり、本来は130時間のカリキュラムを受講するところ71時間の受講で研修を修了することができます。長期的なキャリアを考える際にも、役に立つ資格です。
食事作りや洗濯などの家事を日常的に行っている方は、その経験を業務にいかすこともできます。
福祉・介護の仕事への転職に興味があるけれど、業務に不安があるという方は、まずは生活援助従事者研修の資格の取得に挑戦してみるのはいかがでしょうか。
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