本日のお悩み
他の仕事をしている友人に仕事の話をすると、介護士の人は優しくて頑張りすぎなんじゃないかと言われました。
ほかの業界から介護の業界に入ったときそう思いましたか?
半々の印象です!
ご質問者様、ご質問頂きありがとうございます。
介護職から、いくつかの異業種へ転職し、また介護職に戻った経験がある私の方から、お答えさせて頂きたいと思います。
「介護士の方は優しくて頑張りすぎなんじゃないか?」とご友人に言われたとのことですが、ご質問者様はどう思われましたか?
「いや!そんなことはない!」または「そう思う!」どちらでしょうか?
■他の職業も経験した印象では…
どんなお気持ちで、お友達がそう話されたのか分かりませんが、私が感じる限りでは・・・・
「そうだなぁ!全くその通り!」と思う人
「シビアに働かれているなぁ」と思う人が半々の印象です。
介護業界だからこそ、終始笑顔を絶やさずに愛に溢れている菩薩のような方もいましたし、辛辣に相手に率直に向かわれる人もいる、というのが体感です。
長く目を向けると、介護業界でも他のお仕事でも、求められていることや本質は違うため、それぞれの個性と価値観によって、他の人から「優しくて頑張りすぎてる」と思われるかどうかは変わってきますね。
もちろん、受け取り側の無意識の偏見にも左右されるのかなと思います。
きっと、ご友人の方は介護職の方でそういう方にお会いすることが多かった、という経験があるのかもしれませんね。
また、いわゆる一般的な介護職のイメージでは
「人が嫌がることや辛いこと、特に他人に見せることを恥ずかしいと思う排泄のお手伝いをすること」や「お看取りなどの悲しいことがあっても耐えなければいけない」などが連想されるし、高齢者の方の生活を24時間支えることから「優しくて頑張りすぎ」そんな言葉になられたのかもしれませんね。
■「頑張りすぎないでね」というメッセージかも
しかし経験上、異業種で働いていても、嫌だなと思ってもやらなくてはいけないこと、どうにもならないことは多くありました。私からすると、その質は違えど人に関わる異業種は共通のこともあるのかな?と感じています。
ただ、やはりまだまだ女性が多い介護業界。
その中で生きる男性は、周りをよく見て調和をとるような優しい方が多いイメージがありますね。
…と、これは自分の偏った視点かもしれませんが、お友達からの「もっと自分にも優しく、頑張りすぎないでね」というメッセージだと受け取っておくのもよいのではないでしょうか?
都合が良いかもしれませんが、お友達のメッセージのように、たまには自分も満たして、頑張りすぎず肩の力を抜いて、これからの介護職人生がもっと楽しく輝いた瞬間が多くありますようにお祈りしています。
社会福祉士、介護福祉士、認定排泄ケア専門員、排泄機能指導士