第32回 介護福祉士国家試験 過去問と解説(人間関係とコミュニケーション)
■問題1
他者とのコミュニケーションを通した自己覚知として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 自己の弱みより強みを重視する。
- 自己の感情の動きとその背景を洞察する。
- 自己の行動を主観的に分析する。
- 自己の私生活を打ち明ける。
- 自己の価値観を他者に合わせる。
■解答
2.自己の感情の動きとその背景を洞察する。
■解説
自己覚知とは、自身の価値観、思考、感情、人間性、技術などを客観的にとらえ、理解しておくことです。援助者の個人的な価値観や感情に左右されず、的確な援助を提供するために重要な必須技術とされています。
1.(×)自己の長所も短所も同等に理解する必要があります。
2.(○)他者とのコミュニケーションを通して動く自己の感情や、その感情が動いた背景を洞察することが自己覚知につながります。
3.(×)自己の行動を客観的に分析する必要があります。
4.(×)選択肢の内容は、自己開示に関する説明です。
5.(×)他者に合わせるのではなく、自己の価値観を知ることです。
ささえるラボ編集部です。
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