本日のお悩み
今年の2月に介護施設を退職しました。
その時はここまでコロナの状況が悪化しておらず一身上の理由でした。
すぐ転職活動するはずが、今は迷っています。
高齢の母と息子(テレワーク中)がおり感染させてしまうのではという不安があります。
それなら自粛を決め収束後に転職活動をしようと思いますが、就職難となっていないかという不安が入り交じり悩んでいます。
仕事か、健康(命)かを考えれば当然分かってはいますが、もう私も若くはないので先が不安です。
収束はまだ先になるので、今から生計基盤を確立しましょう!
ご質問ありがとうございます!
退職された後にコロナウィルスによる緊急事態宣言。
仕事か健康かという難しい選択に悩まれてしまいますよね。
収束についても、出口の見えない状況に不安を抱えていらっしゃると思います。
いくつかのポイントに分けて回答させていただきますが、先に結論から申し上げます。
『今から生活基盤を整えるために、転職活動を再開させましょう!』
その理由としては、
① 収束時期について
コロナウィルスの収束はまだまだ先と考えています。恐らくは年単位で時間を要するのではと考えていますので、生活基盤(収入)を確保しておかないと生活自体が立ち行かなくなってしまうと考えます。
② 家族への罹患のリスクについて
ご家族への罹患リスクについては、全くないとは言い切れません。
ですが、緊急事態宣言前にもコロナ関連で回答させていただいたのですが、コロナウィルスを含めた感染症については、『正しく恐れて、適切な予防措置を』と回答させていただきました。
施設に持ち込まない、持ち出さない。日頃からの予防対策の習慣化によって、大きく感染リスクは減らせると考えています。
恐らく、緊急事態宣言後も新しい生活習慣様式として、感染予防を中心とした社会になると考えています。
収束時期でもお話ししましたが、就職活動を感染症に合わせて止めてしまうと、生活自体が破綻しかねないと考えています。
感染リスクをより最小限に抑えるのであれば、ご自宅から車で通勤できる事業所に絞ることで、満員電車に乗らずに済む等、人との接触を最小限に留めることで、感染リスクは減らせるかと思います。
③ 就職難について
この先も介護福祉業界は就職難とはならないと考えています。
ご存じの通り、2025年には人口の3分の1が65歳以上という予測が立っている通り、高齢者福祉において介護職員の需要は高まる一方です。このままいくと、38万人の介護職員が不足するのではないかと危惧されています。
したがって、この先介護職員が就職難に陥るという事は考えにくいと考えています。
ご自宅近郊の事業所でも介護職員の募集は比較的容易に見つけることができると思いますよ。
以上の事から、ご家族の為、ご自身の為にも就職活動を再開させ、予防対策を徹底したうえでお働きになられるのがよろしいかと思います!!
大変な社会になりましたが、この新しい社会に適応しながら、笑顔で生活できるように頑張っていきましょうね!
・けあぷろかれっじ 代表
・NPO法人JINZEM 監事
介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員、潜水士