本日のお悩み
転職をしたいと友人に相談したところ、うちにおいでよ!と誘われました。友人の紹介で転職するのって大丈夫ですか?
事業所の事を友人に確認してから判断を!
ご質問ありがとうございます。今の施設からの転職をご友人に相談されたんですね!ご友人がいる施設だと、入職した時からの安心感も違いますよね。知っている人がいるというのは心強いかと思います!
結論から申しますと、『内情をしっかりと把握して判断を』です。
■紹介(リファラル)採用の良いところ・悪いところ
ご友人からすると、質問者さんが来てくれるのは嬉しいですし、事業所としても採用広告費がかかりません。事業所のスタッフからの紹介という事であれば、尚のこと安心して雇用できることになりますから、メリットが大きいといえます。この採用方法を『リファラル』と言って、事業所の安定した人材確保や離職率の改善などの期待がもてる採用となるわけです。法人によっては、紹介者や紹介された側にも数万円の手当がつく場合があったりもします。求職者からしても、先ほど述べたようなメリットがありますから、安心して働ける可能性が高い事業所とも言えますよね。
ですが、しっかりとご自分の目と耳と肌で感てから決めてくださいね。ご友人の紹介ですから、実際に働いてみて『こんなはずじゃなかった』という事にならないように気を付けてください。最悪の場合、ご友人との今後の関係にヒビが入る事案となりかねません。
自分には合わないと思っても、すぐに辞めることができないのもリファラルのデメリットであるかと思います。紹介者のご友人の立場もありますし、この件が原因で友人も離職してしまうことになれば、事業所としても大きな痛手となってしまいます。今後の事業所の採用の障壁にも繋がりかねません。そうならないための事前準備と見学は必須かと思います。
■事前に確認すべきポイント6つ
現在のこの状況ですので、見学は難しいかもしれませんが、
①職場内の雰囲気について
②事業所の良い点
③事業所の課題
④育成計画
⑤職員数や離職率
⑥人間関係や年齢構成
等々
最低でも上記の点はご友人から確認しておくと良いと思います。人手が不足している事業所が多いので、即戦力としてあなたにに来てもらいたい気持ちは強いはずです。ポイントは『友人』を見るのではなく、『その事業所』を見ることです。
友人から聞く事業所の状況は、そこで働いている人からの生の情報ですから、これほど良い情報はありません。ご友人が思う事業所の課題や、やっていきたいケアの方向性などの話ができると、お互いに新しい一面が見えてくるかもしれませんね!友達と働けるメリットはもちろん大きいですが、そこで質問者さんがどのような仕事をやるのか、又はやりたいのかが重要かと思います。
より良い転職となるように願っています!転職後は全力で利用者さんの支援をしていきましょうね!!
ご質問ありがとうございました!
・けあぷろかれっじ 代表
・NPO法人JINZEM 監事
介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員、潜水士