本日のお悩み
コロナによる利用者の減少でボーナスがないかもと言われました。
自粛期間も不安に思いながら働いたし、自分が感染源になってはいけないと思ってずっと旅行にもいかずにいろいろ我慢もしていて限界だと思います。
仕方ないことですが、みなさんはどうやってこの窮屈さを乗り越えているのか知りたいです。
自分で出来ることと出来ないことの切り分けをしてはいかがでしょうか。
コロナ禍での経営の悪化。厚労省の調査では、5月時点と感染拡大前の比較で、介護事業所の約5割が悪化しているとの結果が出ています。
避けることのできないこのリスクに対し、経営者も悩まれているし、現場の方々の不安も相当なものであったと思います。そして、それは今でも続いています。本当に辛い思いをされていることだとお察しいたします。
■自分で解決できる・できないことで切り分けて考えましょう
「窮屈さの乗り越え方」のご質問ですが、「不安や不満の原因」をご自身で解決できることと解決できないことに切り分けてみてはいかがでしょうか。
自分で解決できない原因は、例えば「自分の地域でコロナウイルスが蔓延している」「ワクチンがなかなか開発されない」。
このような自分で解決できないことに関しては、思い悩んでも仕方がないので、現状を受け入れる。
そして、状況が改善されていくのを、大きな期待をせずに、俯瞰して眺めるように確認をしていく。
■視点を変えてみる
一方で、自分で解決できそうなことに関しては、視点を変えてみてはいかがでしょうか。
例えば「旅行に行けない」などは、「一人で近場での旅行を楽しむ」「状況改善後の旅行計画を立て始める」など、今だからできる楽しみ方を見つけるのも一つの手です。
大変なのは、給与や賞与への影響ですね。これは自分だけでは解決できませんが、解決へ向けてのアプローチは可能だと思います。
■どうすれば経営状態が良くなるか?を一緒に考えましょう
質問者さんがどのようなポジションにいるかにもよりますが、法人がどのような状況になれば、これからのボーナスがカットされずに済むかを経営者と一緒に考え、実践してはいかがでしょうか。
冒頭記載の厚労省の調査では、「変わらない」「良くなった」の合計は約44%もあるのです。
何を行えば、利益を確保できるのか、利用者さんの減少に歯止めを打てるのかの方策は存在すると思います。
■最後に
これを機に、経営者と現場がともに課題解決のために知恵を絞る習慣ができれば、法人は良い方向に進むと思いますよ。
これから訪れるかもしれないコロナウイルス以外の困難も乗り越えることができる法人であり、個人となれるといいですね。
ぜひとも、解決できることに、しっかりと注力してみてください。
福岡福祉向上委員会 代表