第35回介護福祉士国家試験 対策問題(生活支援技術)
■問題
老化に伴う機能低下のある高齢者の住まいに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.寝室はトイレに近い場所が望ましい。
2.寝室は玄関と別の階にする。
3.夜間の騒音レベルは80dB以下になるようにする。
4.ベッドは照明の真下に配置する。
5.壁紙と手すりは同色にするのが望ましい。
解答と解説
■解答
1.寝室はトイレに近い場所が望ましい。
■解説
1.(○)加齢に伴う心身機能の低下により、夜間にトイレへ行く回数が増える可能性が高くなります。寝室とトイレの距離が近いことは、安心感をもたらすだけでなく、安全性や快適性を向上させます。
2.(×)安全確保の目的で、寝室は階段昇降の必要がない(玄関と同じ)階にすることが推奨されます。
3.(×)80dBは窓を開けた状態の地下鉄車内と同等の騒音レベルであり、とても睡眠に適した環境ではありません。夜間は、ささやき声が聞こえるレベルの40dB以下が適切です。
4.(×)安眠を促すため、照明は直接光源が見えない位置に設置します。
5.(×)視力が低下した高齢者にも見やすいよう、壁紙と手すりは色を変えることが望ましいといえます。
ささえるラボ編集部です。
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