第35回介護福祉士国家試験 対策問題(障害の理解)
■問題
障害者の法的定義に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
(注)「精神保健福祉法」とは、「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」のことである。
1.身体障害者福祉法における身体障害者は、身体障害者手帳の交付を受けた18歳以上のものをいう。
2.知的障害者は、知的障害者福祉法に定義されている。
3.「精神保健福祉法」における精神障害者には、知的障害者が含まれていない。
4.障害者基本法において発達障害者は、精神障害者に含まれていない。
5.障害児は、障害者基本法に定義されている。
解答と解説
■解答
1.身体障害者福祉法における身体障害者は、身体障害者手帳の交付を受けた18歳以上のものをいう。
■解説
1.(○)身体障害者福祉法第4条に規定された内容であり、身体障害者は、身体障害者手帳の交付を受けた18歳以上の者と定義されています。
2.(×)知的障害者福祉法において、障害者を法的に定義する条項は存在しません。
3.(×)第5条において、「統合失調症、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有する者」と定義されており、知的障害者も含まれています。
4.(×)第2条において、「身体障害、知的障害、精神疾患(発達障害を含む)、その他の心身の機能に障害がある者」と定義されており、発達障害者も含まれています。
5.(×)障害児が定義されているのは、児童福祉法第4条第2項です。
ささえるラボ編集部です。
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