本日のお悩み
去年の今頃、50歳の若さで夫に先立たれもうすぐ1年。
約半年かけ初任者研修の資格が取れました。
学校に通ってる時から今でもヘルパーとして個人宅に行き介護のお仕事をするのがいいか、施設のスタッフとして、何人もの高齢者の方が居る所で 多職種のスタッフさんと共に働くのがいいのかずっと悩んでいます。
どちらのメリットもデメリットも何となくわかってるのですが本当に悩みどころです。
早く資格を活かし、福祉のスタッフとして働きたいのですがどうしたらよいでしょうか‥‥
相談者:棟梁の妻 さん
ありたい自分を思い描きましょう!
ご相談、ありがとうございます。
大切な伴侶をなくされる、そのような状況で前を向いていこうとされるご相談者様を、心から尊敬します。初任者研修も、半年間本当にお疲れ様でございました。
どこの現場でも、ご相談者様のような方に来て欲しい!と思うのではないかと思いますよ!
さて、新しい学びはいかがでしたでしょうか?
学校でも、いろいろな情報の提供があったかと思います。
だからこそ「在宅でのヘルパー」が良いのか「介護施設で働く」のが良いのか、迷っていらっしゃるのかもしれませんね。
■働く場所は、ぜひ目と肌で確かめてみてください
学校の教科書や、自分以外の人の体験談も、大切な基本の情報ですのでとても役に立つのですが、これまでお会いした全国で活躍される方や、その土地土地で働かれている方と出会ってきて思うことがあります。
それは「働く事業所によって、在宅でも介護施設でも全く違う」ということです。
従来型の特別養護老人ホームなどでも、本当に暮らしを大切に考えて規則的な生活ではなく、その人を見ている施設もありますし、在宅介護であってもその事業所のカラーを大切にしている会社もあります。
なので、一番簡単なのはご相談者様が働くエリアで数ヶ所「見学に行ってみる」ことでその空気感を直接感じることかと思います。
写真やオンライン見学会など今はありますが、やはりリアルなその場所に行って肌で感じることが、一番分かると思います。
それこそ、女性はインスピレーションと言いますか「直感が働いて職場を決める」そんなこともお聞きします。
どれだけ綺麗な建物であっても、なんだか合わない気がすると思うこともありますし、古い事務所であっても、なんだかしっくりくることもあるものですよね。
というのも、やはり業種というよりはそこで働く「人」がその場所を作っているので、どんな人がいるかな?というのをリサーチしてみるのも一つかと思います。
■ご自分の得意なこと・好きなことを洗い出しておきましょう
と言ってもコロナ禍で見学の制限もある地域もあるかと思います。
見学が可能になるまで出来ることとしては、ご相談者様のご自分の得意なことを改めて思い、挙げてみることです。
お料理が得意であれば、料理をするようなユニットケアの介護施設やヘルパーさんも良いですし
人前でお話しするのが好きであれば、レクリエーションなどを行う施設やデイサービスでは大変活躍をされるかと思います。
■最後に
ご自分の未来の理想図は「出来るかできないか、うまくいくかいかないか」で思い描くのではなく
「ありたい自分」にフォーカスして選択しイメージされると、きっとどんな場所でも素晴らしい仕事に出会えるのではないかと思います。
ご自分の感覚を大切に、どうぞその力を介護現場にお貸しくださいね!
現場でいつかお会いできるのを夢見ています。
社会福祉士、介護福祉士、認定排泄ケア専門員、排泄機能指導士