■執筆者

ささえるラボ編集部です。 福祉・介護の仕事にたずさわるみなさまに役立つ情報をお届けします! 「マイナビ福祉・介護のシゴト」が運営しています。
介護職の転職面接における服装選びのポイント4つ
面接時の服装は、第一印象を左右する重要な要素の一つです。もし面接時に自分の服装がその場にふさわしくないと感じたら、自信が持てなくなって、十分に自分らしさを出せないかもしれません。
そこで今回は、介護職の面接での服装選びのポイントを確認したうえで、シーンに応じた服装のポイントや面接時の持ち物などについて解説します。
1.介護職の面接ではスーツが基本
2.カジュアルOKでもラフすぎるものはNG
3.清潔感第一
4.服装以外の身だしなみも大事
■1.介護職の面接ではスーツが基本
しかし、採用担当者が「面接にはスーツで臨むのが常識」と考えている場合もあります。応募先の事業所から面接での服装に関する通知や指定が特にない場合は、スーツを着ていくのがよいでしょう。
■2.カジュアルOKでもラフすぎるものはNG
ただし、スーツではない普段着・私服といってもどんな服装でもいいわけではありません。Tシャツにジーンズのようなあまりにもラフな格好では、常識がないとみなされます。目安としては、オフィスカジュアル程度の服装をイメージしましょう。オフィスカジュアルとは、オフィスで仕事をしていても違和感のない、ビジネスシーンで会う相手に失礼にあたらない服のことです。(具体例は「スーツ以外の服装例」を参照)
■3.清潔感第一
また、自分の体に合っていない服装も不自然でだらしない印象を与えかねません、昔のスーツなどを着用する場合はサイズが変わっている可能性があるので、事前に確認するようにしましょう。
■4.服装以外の身だしなみにも注意
■爪やメイクは華美なものNG
爪は短くカットし、ネイルをする場合は透明や淡いピンク。メイクも華美なラメなどは避けるようにしましょう。
■髪やヒゲは整えよう
また、ヒゲもだらしない印象を持たれやすいので必ず剃ってから向かうようにしましょう。
■アクセサリーは控えめに
なお、介護職は、利用者の安全面、衛生面への配慮から、アクセサリーを身につけずに業務にあたるのが基本です。結婚指輪でさえ外すものとされています。面接で応募者がアクセサリーをつけていたら、採用担当者が、「この人は入職後もアクセサリーをつけてくるのではないか」と不安に思うかもしれません。採用する側の視点に立つと、介護職の面接では基本的にアクセサリーは不要でしょう。
介護職の面接:スーツの場合の服装例

基本のスタイルであるスーツの場合の服装例を、アイテム別に見ていきましょう。
■ネクタイは落ち着いた色のものを
定番は、ブルーやネイビー、グレーがベースになった、無地やストライプ、小紋、細かいドット柄のネクタイです。冠婚葬祭用のイメージが強い白や黒のネクタイは、ビジネスシーンや面接には不向きなので避けましょう。
■トップスもシンプルに
派手すぎる色・柄は避け、白や薄い水色などシンプルなデザインのトップスを選びましょう。襟や袖口の汚れがないかも確認し、シワのあるものはアイロンをかけて行くようにしましょう。
■スーツは丈にも注意しましょう
パンツの丈やスカートの丈も確認しておきましょう。(スカートは膝丈が目安。座るとやや短く見えるので立った状態で膝上になるものは控える。)
■靴は磨いておきましょう
■ストッキングや靴下は清潔に
特に破れやすいストッキングは予備を持ち歩くようにするといざというときでも安心です。靴下はスポーツソックスなどは避けビジネス向けのものを用意しましょう。
■カバンは自立するものにしましょう
また、面接では、床にカバンを置かなければいけない場面もあるので、自立する形のカバンが便利です。リュックタイプは、ものによってはカジュアルすぎる印象に見えるため、避けたほうが無難です。
介護職の面接:スーツ以外の服装例(オフィスカジュアル)

具体的には、次のようなポイントをおさえた服装にするとよいでしょう。
■トップスはシンプルで清潔感のあるものを
ジャケットは、黒やネイビー、グレー、ベージュなど、ベーシックな色でシンプルなデザインのものを選びましょう。 ジャケットが用意できない場合は、襟付きのシャツやカットソーなど清潔感のあるものを着用するようにしましょう。
■ボトムスはトップスに合わせよう
ワイドパンツやデニムなどはカジュアルすぎる印象となるので避けることが好ましいです。
■靴もシンプルなものを選びましょう
かかとのない靴やスポーツ用スニーカーはきちんとした印象に見えづらいため、ビジネス用の靴やパンプスが理想です。
■カバンはカジュアルでも落ち着きのあるものを
介護職の面接:「季節別」服装選びの注意点
次に、季節に応じた対策と工夫を紹介します。
■夏の暑さ対策

しかし現実問題として、真夏の猛暑の中、長袖のスーツを着て外を歩くのは過酷です。少しでも工夫をし、落ち着いて面接に臨めるようにしましょう。
■ジャケットやネクタイなどは、施設に着く直前で着用する
■交通手段の活用
交通手段をなるべく活用し、事業所の最寄り駅から事業所まではタクシーを使うなど工夫をすることで少しでも暑さを避けながら移動することができます。
■冷感アイテムの活用
■冬の防寒対策

コートの種類は、スーツやジャケットに合うトレンチコートやステンカラーコートがおすすめです。カジュアルなフード付きや派手なデザインのものは避けたほうがよいでしょう。
■寒さ対策グッズを活用する
また、ブーツの着用はカジュアルすぎる印象を与えやすいので、基本的にはパンプスやビジネス用の靴を履くことになります。パンプスを履く場合はつま先が冷えやすいのでパンプス用の靴下や足元用カイロを活用するなどし、工夫しましょう。
面接に必要な持ち物
□履歴書・職務経歴書
□筆記用具・手帳
□修了証明書(資格証)
□事業所のパンフレットなど
□スマートフォン(携帯電話)
□マスク・ハンカチ・ティッシュ
■履歴書・職務経歴書
その場合は、カバンの中で書類が折れたりよれたりしないようクリアファイルに入れたうえで、封筒に入れて提出しましょう。また、コピーをし自宅控があるといざというときに安心です。
■筆記用具・手帳
■修了証明書(資格証)
原本かコピーかの指定が特にない場合は、両方を持参し、原本を提示したうえでコピーを提出するとよいでしょう。
■事業所のパンフレットなど
ただし、近年はホームページに同じ情報を掲載してくれている事業所も増えているので、スマートフォンなどで確認することもできます。複数の事業所に面接で行く場合は荷物を増やさないために、ホームページを活用するのも1つの手でしょう。
■スマートフォン(携帯電話)
■マスク・ハンカチ・ティッシュ
もちろん、当たり前の身だしなみとしてハンカチ、ティッシュも必須です。特にハンカチは、汗を拭いたときなどに採用担当者の目に触れることがあるので、無地やシンプルな柄物で、清潔感のあるものを選びましょう。
パートやアルバイトの面接の場合は?
■指定がなければスーツで行くのが無難
スーツの選び方や、服装のポイントは基本的に先述したものと同じと考えてよいでしょう。また、リクルートスーツは社会人3年目くらいまでとし、それ以降はビジネススーツを着ていくのが好ましいでしょう。
■スーツがない場合は清潔感のあるオフィスカジュアルで
服装を選ぶときは、先述した「スーツ以外の服装例(オフィスカジュアル)」を確認するようにしましょう。
まとめ:第一印象で転職成功率をアップ
普段はユニフォームなどで働くことが多い介護職ですが、面接時にはスーツやジャケットを着用するのが基本です。清潔感のある社会人らしい服装を選んで、転職成功率をアップさせましょう。
■あわせて読みたい記事

【専門家が解説】介護職の面接で落とされる人の6つの特徴は?面接の服装はどうする? | ささえるラボ
https://mynavi-kaigo.jp/media/articles/741【回答者:後藤 晴紀】介護職の面接で落ちる人の6つの傾向を解説します!

介護職の転職で失敗しないために!後悔しない転職をするための心得とは | ささえるラボ
https://mynavi-kaigo.jp/media/articles/34[2024年7月更新] 介護職の転職で失敗する原因は、職場や仕事に対する印象が入職前と入職後で大きく異なっていたことにあります。転職で失敗しないためにも、面接の段階で気になることは全て確認しておくことが大切です。【執筆者:ささえるラボ編集部/専門家 古畑 佑奈】
ささえるラボ編集部です。
福祉・介護の仕事にたずさわるみなさまに役立つ情報をお届けします!
「マイナビ福祉・介護のシゴト」が運営しています。